研磨が必要かどうかを知る方法は?
研磨をするかどうかを決める一番確かな方法の一つは、リールとベッドナイフの刃先の鋭利さを実際に観察してみることです:刃先が丸くなっていたり、欠けていたり曲がっていたり、「軽い接触」ができないような状態であれば、迷わず研磨しましょう。
リールやベッドナイフに筋状の溝ができている(ライフリング)のを時々見かけますが、これはベッドナイフとリールとの接触を強くしすぎた状態で使い続けたことが原因です。こうなってしまうと、リールとベッドナイフの両方を研磨機できれいに研磨しなおす以外には、修正の方法がありません:バックラップでは直りません。
リールとベッドナイフの刃先を調べるときには、まず目視で、そして次に指を切らないように十分に注意しながら軽く刃先に触って調べます。もちろん、この検査は必ずエンジンを「オフ」にした状態で、また、リールが絶対に回転しない状態で行ってください。。。そして、危険ですから、刃先に沿って指を滑らせてはなりません。
リールやベッドナイフの刃先が丸くなっていると、芝草を切ることができず、挟んで引きちぎることになり、切り口が非常に不ぞろいになります。ベッドナイフとリールを「軽い接触」状態に維持しておかないと、すぐに刃先が丸くなってしまいます。
リールが円筒形でなくなった(テーパーがついた、ラッパになった、太鼓になった、ライフリングを起こした)ら、必ず研磨が必要です。
どんなリールでも使っているうちに必ずテーパーがついてきます。変形を起こしたリールをそのまま使い続けると、隣どおしのリールの刈り上がりがそろわなくなってきます。